


ORIGIN
台湾 新北市
「ORIGIN」は、単なる「台湾製チョコレート」ではなく、台湾の茶・コーヒー・カカオに関する技術や審美眼を、世界の産地に持ち込んで価値化するブランドとして自らを語っています。ブランドの核にあるメッセージは 「MIT(Made in Taiwan)から MBT(Made by Taiwanese)へ」。台湾人の知識・加工技術・味づくりの力そのものを、各地の原産地で発揮していく、という考え方です。ORIGINは「産地」に深く入り込み、農業と職人技、そして最終製品の物語までを一つながりで伝えることを重視しています。ロゴもその思想を反映しており、外側の円は「種子・果実・豊穣」を、3本の曲線は「指紋と手相」を象徴し、原料の出どころに責任を持つこと、原点から品質を見極めること を表しています。台湾は茶・コーヒー・カカオの分野で高い加工能力を持ちながら、土地面積の制約から「評価は高いが量を出しにくい」という課題があり、ORIGINは台湾の専門性を海外の生産地へ展開し、現地農業と共に成長する道を選んだのです。ORIGINの哲学は、台湾の農業技術・加工技術を軸にした“産地共創型“ブランドと言えます。ORIGINのチョコレートで特に重要なのは、カカオを「コーヒーや茶の最高のパートナー」と位置づけている点です。通常の茶やコーヒーは抽出の都合上、水溶性の香りや風味しか感じにくい一方、チョコレートではカカオバターが脂溶性の香りも包み込むため、より立体的な味覚表現が可能であり、ORIGIN独自の特許取得済み微粉砕技術(微米粉碎技術) を使い、茶葉・コーヒー・スパイスなどをチョコレートに融合させ、風味の重なりを作り出しています。ORIGINの製品は、台湾茶やコーヒーの香りをどうチョコレートの中に写し取るかに強い個性があり、風味設計そのものがブランドの源泉になっています。さらに近年では、「從產地到餐桌(産地から食卓へ)」の理念を掲げ、台湾の茶農と協働しつつ、ラオスには自社農園も持ち、現地で優良なカカオ品種の栽培研究を進めています。 Bean to Barよりもさらに産地寄りの “Tree to bar” 志向 が強く打ち出されており、原料栽培から最終的なチョコレート表現までを一貫して捉えていることが特徴です。
ORIGINは、台湾茶・コーヒー・カカオの知見をチョコレートへ横断的に持ち込み、「台湾らしい香り」を世界水準のクラフトチョコレートへ翻訳するブランドです。ブランド思想は「原産地への責任」「台湾の専門性の輸出」「素材と風味の編集」にあり、その成果がICAでの継続的な受賞として可視化されています。
2021-22 ICAアジア・パシフィック 1銀・2銅 初出場で3商品すべて入賞。
2023 ICA アジア・パシフィック 2金・5銀・2銅、計9賞 19種類の出品がすべて本選入りし、9賞獲得
2026 ICA世界大会 銅賞






